とんでもない数時間 | 「ワイヤーママ熊本」編集室から

とんでもない数時間

なぜ、ブログをご無沙汰したかというと、

①直行直帰の仕事が多かった。

②何から手をつけていいかわからないくらい、仕事量が半端じゃなかった。

③体が動かなかった。

以上3つが原因です。ハイ…。

特に③は思い出すのも辛いくらい。

「こんな経験したことない!」という哀れで悲壮な数時間でした。


今月4日午前7時ごろ。

目が覚めた私は、誰もが行う次の行動に移ろうと感じました。

起きることです。

ところが体を動かした瞬間、「ヒィィィィ!」という自分の悲鳴が!

「きっと電気椅子ってこんな感じ」と思わせる痛みが右の体に走ったのです。

それは何度やっても同じことでした。響き渡る数度の悲鳴…。

既に家には誰もいない(正確には大学生の息子がいるが、2階でまだ寝てる)。


「どうしよう…」というか「どうやって起きよう…」という思い、

「このまま一生布団の中?」という不安が募りました。

1時間かけて布団を脱出し(ホントの話)、

死ぬ思いでトイレに行き、

数回の悲鳴を上げながら着替えをし、

やっとの思いで保険証を探し出し、

決死の覚悟でハンドルを握り(タクシー代が惜しかった)、

ブレーキを踏むたびに痛みの走る体に耐え、

やっとの思いで病院の駐車場にたどり着き、

首が回らないので、勘でバックして車を停め、

トボトボと10cmほどの歩幅で病院の受付に行き、

「すいませぇ~ん」と首を曲げたまま、蚊の泣くような声で受付を行い、

眉間にしわをにじませて、待合室で順番を待ち、

ドクターから「どうしましたか?」と尋ねられたとき、

「どうかしたから病院におるんじゃい!」

と心の中で激怒してしまいました。

「首が動かないんです。右腕が上がらないんです。ちょっと動くと猛烈な痛みが…」

私の言葉が終わらないうちに、心優しいドクターは

「じゃ、骨に異常がないかレントゲンを撮りましょう」と一言。

優しそうな看護師さんに助けられながら、レントゲン室に行って、

回らない首を中心に撮影してもらいました。

「骨には異常ないですね。こうすると痛いですか?」と首を曲げようとするドクター。

「痛ぁぁぁぁぁい!」と院内中に響き渡るような声を上げてしまった私。

「原因はわかりませんねぇ。目から来てるんでしょう。筋肉弛緩剤と痛み止めなどを出しておきます」


こうして4日の午前中は過ぎていき、

帰宅後、薬を飲んでバタンキュー。

すると驚くべき西洋医学。

数時間後に、なんと痛みが消えた!

うっそお!

ドクターの顔が神様に見えた瞬間だった

こうして食後の薬を欠かすことなく、現在ブログを書いている私です。